起立性調節障害のお悩みが増えている理由
起立性調節障害でお悩みの方は
年々、増えています。
確かに昔から
『学校に行けない』『会社に行けない』
というお悩みの方はおられました。
当院にも20年以上前の開院当初から
少なからずはご来院いただいていた
お悩みの一つです。
しかし、近年では毎月のように複数人の
方がご相談やご来院に訪れることが
当たり前になっています。
その原因はやはり『生活習慣』にあり
ます。ここ数年、社会環境は大きく様変わり
してきたことが事実です。
そんな中で体に表れる反応は人それぞれ
ではありますがアレルギー体質や腸内環境
の悪い方、呼吸機能の低下した方などが
増加する中で起立性調節障害と呼ばれる
掴みどころのない状態に追い込まれる
方が増えてきたと考えられます。
起立性調節障害の方にチェックして欲しいこと
鍼灸院で起立性調節障害の方へ
『何をするの?』
と、疑問に思う方は多いと思います。
当院で採用している鍼灸技法は
経絡施術という体中に走るツボの
流れである『経絡』を調整すること
でお体の内外の状態を整えるために
ある施術です。
これは現代医療が出来る遥か昔の
5000年以上前から世界中の方の
お体を守ってきた施術方法でも
あります。
その経絡施術をする際にチェックする
ことをご自身ですれば、生活習慣の
気づきにもなりますので今回はそれを
お伝えすることにいたしました。
大切なチェックポイントとしては
①睡眠 ②排泄排便 ③食事
です。
『なんだ、当たり前のことやん!』
とお怒りの方もおられると思いますが
生きるためにはこれが上手くいって
いるかがすべてと言っても過言では
ありません。
次にこの3項目がどうあるべきなのかを
お伝えさせていただきます。
起立性調節障害を克服するための習慣作り
では、起立性調節障害を克服する
ための習慣作りに役立つポイントを
順にお伝えしてまいります。
①睡眠
23時から翌3時までの間に眠れて
いる、もしくは横になっている
ことが重要です。
肝臓が血液をきれいにするこの時間
光を浴びていないことがポイントです。
②排泄排便
排尿と排便はもちろんですが汗や
痰、鼻水も重要な排泄物です。
これらが上手く排泄される環境作り
が出来ているかどうかをチェック
してみましょう。
排便は出ないと不快なので便秘薬
などで調整する方が多いですが
飲み過ぎも問題になることが
あります。
汗は運動や入浴で出すことができ
ますね。
鼻水や痰もある程度の運動など
で出すことが可能ですし、入浴
等で体を温めることで出やすくなり
ます。
③食生活
代謝とは入れて出すことです。
排泄を上手くコントロールするためには
何でもかんでも食べればいいというわけ
ではありません。
起立性調節障害の方の中にはアレルギー
を抱える方がほとんどです。
食生活の乱れをかなり意識していくこと
が重要です。
自分では良いと思うことでもかなり
的外れな生活習慣を送る方が多いのが
現実です。
まずは『和食』を基本とし、食事の
回数などは最小限に抑えることも
重要なポイントになります。
『めんどくさい!』と思う方がほとんど
と思いますが自分の大切な体を労わって
あげないことが原因で起こっている
問題でもあります。
今回、お伝えした内容を見直すだけでも
かなりの改善にはなると思いますので
是非、出来ることだけでもお取組み
ください。